20150214 ベトナム、タイヘ。そして渡英延期。

仕事でベトナムのホーチミンと、タイのバンコクへ行ってきました。
バンコクは7年ほど前に行ったことがありましたが、
ホーチミンは初めての渡航でした。

今回は観光等は一切なしで、
ある業界団体の事業の一環で、日系企業がベトナムに進出するためには…といった目的で、
日系企業の工場やオフィスの視察をしてきました。
その中で、駐在の日本人の方や、日本人経営者の方々に
ベトナム進出にあたって苦労したことや、
ベトナムの市場や、人々の暮らし方、働き方、働きぶりなどなど…
生の声を聴くことが出来ました。

やはり食品などはいまだに個人経営の小さな商店や、
市場で買い物をする人がほとんどで、
日本のイオンも、ホーチミンに2店舗、ハノイに1店舗をオープンしていて
かなり注目はされていますが、
コンビニ、スーパーマーケットはまだまだここに暮らす人たちには定着していないようです。

また、売っている物のクオリティも、
もちろん日本製の方が明らかに良い品物ですが、
そこまでのクオリティは求められていなくて、
「現状に満足している」とも言っていました。

まだまだ発展途上だという印象もありましたが、
国民の平均年齢が「20代」ということもあり
これからの発展に期待して進出する日系企業も増えているようです。

工場の視察をして驚いたことは、
工場に勤める現地の人たち(20代くらいの若い人多い)が
私たちはたった4名での訪問でしたが、
作業している横を通ると、
必ず全員が作業をとめて立ち上がり、
お辞儀をして挨拶をしてくれました。

これが本当に、今回訪問した8か所ほどのすべての工場(すべて違う会社の工場)で、です。
一緒に訪問した日本企業の社長さんも、
日本でもなかなか無いよね、とこれには関心していました。
日系企業なので、日本人の指導がそうさせているのかもしれませんが…

ベトナム人は「勤勉で日本人に近い」と言っていました。
ただ、人前で怒られるのを嫌がるとか、
素直に謝れない、子どもっぽいなど
いろいろなことも言っていましたが、
結局は「ベトナム人はこうだ」とひとことで言うことは出来なくて、
「ひとりの人間」なので、日本人、ベトナム人関係なく
一対一で向き合うしかないと言っていました。
ほんとに、そうですよね。



暮らしの中での交通手段はほとんどがバイクで、公共の電車は通っていませんが、
これから地下鉄を建設する計画があるそうです。
また、今使われているタンソンニャット国際空港も
キャパオーバーになりつつあるため、新しい空港も建設するそうです。


そんなわけで、きっと10年後とかにまた訪れることがあったら
今よりもずいぶんと発展を遂げていそうだなぁと、素人ながらに思いました。


もともと私はあまり東南アジアが好きではありませんでした。
きれい好きなわけではないのですが、
不衛生なかんじや、食べ物も、味的にではなく、
衛生的に「これ大丈夫?」といったものが普通にあるので、
どうも安心して滞在できません。
素晴らしい観光名所もあるし、住む人たちも暖かくて
そういった面は好きなのですが…


実際、今回も滞在中におなかを壊し、
日本に帰国してしばらくしてやっといつもの調子に戻ってきました。


決してすごく恵まれていて、裕福な暮らしをしているわけではないと思いますが、
世界の、国民の幸福度ランキングでは上位に位置しているそうです。
幸福度は数値では図ることが難しいですが、
これってとても素晴らしいことだと思います。


せかせかした東京の暮らしを思い出すと、
経済の発展と、人々の幸福はイコールではないし、
いずれも大切だけどそのバランスはとっても難しいことだと思いました。


とにかく、広~~い世界の中には
いろんな国や地域があって、そこにはいろんな人がいて、
いろんな暮らしをしていて、その一人一人が何かを考え、想いがあって生きていて、
ますます世界というものに興味深くなりました。

やっぱり、ずっと日本という小さな島国の中にいると気が付くことができないことも、
一歩外に出て環境が変わると、
いろんな見方ができて、自分の可能性ももっともっと広がると思います。


イギリス、たのしみだな。


ただそんな矢先、イギリス行きを遅らせることにしました。
これについては、また改めてブログに残したいと思います。

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